

「超大型」台風21号
今月21日から23日にかけて日本列島を横断した台風21号。 関東直撃の台風が関東全域を襲い、特に八王子市は夕方に1時間あたりの降水量が38.5ミリを記録し全国1位となってしまいました。これは平年10月の降水量の1.8倍という記録的なものです。 そうなると避けて通れないのが水害に対する懸念です。八王子防災でも夜半までどうなるかとハラハラしていましたが、これが的中してしまいました。 高尾地区の累計雨量が400ミリに近づき、1級河川の浅川では氾濫危険水位の2.6メートルに近い2.47メートルとなり、一部地域では土嚢を積んで氾濫に対する警戒を行っていました。
ここで活躍するのが八王子防災プロジェクトのLoRaWAN水位センサーです。 八王子市内で計測を行っているどの箇所も計測限界まで近づいたということで、夜半過ぎに確認と記録のために防災チームが集合しました。 市内の道路は軒並み冠水しており、運転中もハンドルを取られる状態で、特に2車線道路では歩道側を走ることはできませんでした。 実際に計測地点に行くと、普段は穏やかで小さな川が完全に濁流となっていました


CEATECにて中間報告を行いました
10月4日、幕張メッセで開催されたCEATECにて「IoTサービス創出支援事業」の中間報告会が行われました。
9月末で年度の半分が経過したという事での中間報告です。 参加しているのはエイビットも含め全17団体。エイビットの発表は15番目と後半です。 順番が来るまで他団体の発表を聞いていましたが、いずれの団体も共通していたのは、着手から半年では「まだ始まったばかり」という印象でした。何か物事を新たに始めようとした時、それが動き出すまでの準備に多くの時間を要します。八王子防災プロジェクトも例外ではありません。 さて、八王子防災プロジェクトの発表の番です。 事業内容や進捗は事前に提出した資料に記してあるので、資料には記されていない「実証をしているからこそ語れること」をメインに発表を行いました。 発表時間はわずか3分。このわずかな時間の中に、実証によって得られたことを詰め込みます。 中小河川・用水といった身近な河川の計測を安価・簡素な構成によって導入できること、得られたデータと国の既存データを組み合わせることで要求水準を満たすデータになるということ、市